おばあちゃんでも分かる超シンプルな補助金の概要

お客さんに補助金の説明をサラッとできたら営業しやすいと思いませんか?

どうも、補助金サポーターの藤井です。

独立したての士業の皆さん向けに補助金情報を提供しています。

今回は補助金とはそもそも何か?という疑問にサラッと解説していきます。

お客さんへのアピールになる情報だけを抜粋しているので、この記事を参考にトークを準備すれば、営業トークが完成します。

補助金=お金を払った後にもらえるお金

補助金とは、社長が取り組んだプロジェクトの費用を部分的に補助してくれる制度です。

よく、助成金や給付金、一時支援金といった言葉と間違えられてしまうのですが、全く違う制度です。

助成金や給付金、一時支援金は申請すれば臨時収入がもらえる制度です。自由に使えるお金、ポケットマネーです。

一方で、補助金はお金を支払ってから忘れた頃に補助金の一部が支払われます

例えば、あなたはカフェのオーナーです。

カフェで新しく、こだわりの自家製アイスクリームを出したいと考えています。

アイスクリームメーカーの価格は60万円で、これを買えば自家製アイスクリームが提供できて、売上が年間300万円増加します。

ここで、補助金額上限50万円、補助率が2/3の小規模事業者持続化補助金に事業計画書をまとめて応募し、審査が通れば60万円の2/3である、40万円がプロジェクトが終わった後に国からもらえます。

つまり、本来60万円かかる予定だったプロジェクトが実質20万円で実現できる。

こんな感じで、プロジェクトの費用をあとから国が援助してくれる制度なのです。

補助金は社長の特権

では補助金は誰が申請できる制度なのでしょうか?

多くの補助金は「社長のみ」が申請できます。

従業員は申請できないんですね。

税金を使う制度でありながら、社長だけが使える制度なので、いわば社長の特権とも言えるでしょう。

補助金は毎年数百種類も募集されています。

その中で、新しく展開するプロジェクトがタイミングよく補助金申請できたら、お得だと思いませんか?

しかも、補助金を申請するのに費用はかかりません。ノーリスクで申請ができます。

私がお付き合いしているある社長は、補助金を8回も受け取って事業を拡大しているとおっしゃっていました。

補助金を知っている人は、補助金を使いこなしてどんどん豊かになっていることが分かりますね。

補助金はどんな場合に使えるか?

補助金には必ず押さえなければならないポイントが3つあります。

1つ目が、機械を購入したり、何かを契約したりするのは、補助金が採択されて事業を進めて良いと許可が降りてからです。

申請して採択されて、許可が降りるまでに半年後ほどかかりますので、半年後に支払う経費を補助金の対象経費にしましょう。

よく、来月に機械を購入したいというお客さんがいるのですが、残念ながらその場合は補助金の対象にできません。

2つ目は、補助金には審査があり、受かることもあれば、落ちることもある、ということです。

補助金サポーターは、お客さんの企画を資料としてまとめるお手伝いをするのが仕事です。

社長が持っている企画の良し悪しが、そのまま採択率に直結します。

目指すは『補助金なしでも黒字になる企画』です。

けっこう面白いのが、補助金が不要なプロジェクトほど、補助金に通りやすいというジレンマがあるんですね。

3つ目は、採択されても事務手続きをサボったらアウト、ということです。

補助金を採択するまでは補助金サポーターが主導で動くことができますが、採択されてからは申請した会社が動かなければ、補助金がもらえません。

なぜかというと、補助金事務局とのやりとりに、部外者である私たち補助金サポーターは関われないからです。

つい忘れがちになってしまいますが、事業計画書というのは会社の将来戦略を見える化した、最重要機密情報です。

事務局からしたら、補助金サポーターと嘘をついて、機密情報を盗もうとする人から、採択者を守らなければなりません。

じゃあどうするかというと、会社の社長か担当者からにしか連絡を取らない、という仕組みにするわけです。

補助金サポーターは裏方としてアドバイスはできますが、実働は申請した会社、ということは押さえておきましょう。

補助金サポートの料金の相場

補助金サポートの料金相場は、こちら。

  • 着手金:5万円〜15万円
  • 成功報酬:補助金額の10〜15%

業務範囲としては、計画書の作成支援、公募申請に必要な書類のチェック、スケジュール管理ですね。

採択後の支援は含みません。あくまで「採択する」という目的のための対価です。

これを高いと感じるか、安いと感じるかは、人それぞれだと思います。

経営者側としてのリスクは、着手金です。もし不採択になっても、着手金は返金されません。

着手金は事業計画書を作る手伝いやスケジュール管理などの手間賃だからです。

補助金の採択を確約するサポートではありませんが、もし採択されたら、大型の補助金であれば1000万円、2000万円規模の投資を一気にコストカットできます。

そのほんの1割程度を報酬としていただくわけなので、個人的には破格の条件だと思っています。

おわりに

補助金の概要はイメージできましたでしょうか?

お客さんに補助金のルール、メリット、デメリットをしっかり伝えたうえで営業できれば、信頼関係も作れますし仕事もGetできます。

ぜひ、今日の営業から活用してみてくださいね。

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