どうも、補助金サポーターの藤井(@suke_hojokin)です。
私は普段、ブログやSNSで補助金に関する情報を発信しています。
これらの私の発信を見て、
補助金サポートに興味が湧いてきた!
という方もいることでしょう。
このような方が次に陥りやすいワナがあります。
それが、
補助金のサイトを覗いてみたけど、何書いてるか分かんないなぁ⋯⋯。
ということです。
最も簡単な補助金の1つと言われている「小規模事業者持続化補助金」では「経営計画」と「補助事業計画」という似たような言葉が出てきます。
今回は、この2つの計画の違いと、どのようなことを書く必要があるのかについて解説します。
今回は少し難しい内容ですが、非常に実践的で参考となる内容ですので、ぜひ最後ま読んでみてください!
公文書を読むには慣れが必要
公文書は、独特の書き方・言い回しで記載されています。
そのため、公文書に慣れていない人が見てもなかなか内容が理解できません。
公文書を読めるようになるためには、とにかく練習あるのみです。
少しだけ公文書の特徴を解説しておきます。
公文書は、日常で使われる話し言葉・書き言葉とも違いますし、研究論文のような言葉とも違います。
どちらかといえば「法律」の書き方に近いです。
具体的には、「単語に意味を込める」という特徴があります。
法律では、「この法律の中で〇〇っていう言葉は、こういう意味で使いますよ」という言葉の定義をしてから、法律の中で「〇〇」という言葉を使っていくわけです。
補助金もこれと似たような形になっています。
私自信も、「経営計画」と「補助事業計画」という言葉を初めて見た時、これらの意味がわかりませんでした。
このような時にどうすれば良いかというと、公募要領の中から、「経営計画」という単語は何を指しているのかを拾ってくる必要があります。
ただし、「〇〇という言葉の意味はこれですよ」と定義がハッキリ記載されていない場合もあります。
今回の「経営計画」と「補助事業計画」もまさにこのパターンです。
このように定義が明確に記載されていない場合は、「公募要領の内容から類推する」という少しテクニカルなことをする必要があります。
経営計画と補助事業計画の違い
さて、それでは今回のメインである「経営計画」と「補助事業計画」について解説します。
まずは結論からお伝えします。
⋯⋯いかがでしょう?
もうこの時点で眠くなってきた方もいるかもしれませんね。
ですが、もう少し頑張ってください。もっと簡単に説明します。
この2つは「木の幹」と「枝」の関係だと思ってください。
経営計画が「木の幹」で、会社の大きな方針・大枠としての計画です。
そして、この経営計画を達成するための枝葉の戦略、それが補助事業計画。
補助金を使って行うこと(=補助事業)のプラン(=計画)のこと。
なんとなくイメージがついたでしょうか?
それでは、実際にどんな風に書かれているのか、記載例を確認しながら見ていきましょう。
経営計画の具体例
まずは、記載例がどこにあるかを紹介します。
小規模事業者持続化補助金の公式ページにアクセスしましょう。
ページを下にスクロールすると、「記載例(様式2-1、様式3-1)」があります。
今回は、この中の「宿泊業」を例に見ていきましょう。
この記載例の中で、「経営計画」は6ページ目から始まっています。
上から順に、
- 企業概要
- 顧客ニーズと市場の動向
- 自社や自社の提供する商品・サービスの強み
- 経営方針・目標と今後のプラン
と続いていますが、この中でも今回注目してほしいのは8ページ目に記載のある「4.経営方針・目標と今後のプラン」です。
新型コロナウイルスの影響から、徐々に状況は改善されている傾向にあるが、県外への外出に関してはまだまだ自粛の風潮もある。インバウンドに関しては尚更である。 そのため、県外からの旅行客を軸に事業を進めていくことは、非常に不安定で改善までも時間がかかるため、地域に密着した宿泊業を軸としたいと考えている。 都会からも少し離れているため、高齢者も多く、老若男女問わず、どなたでも利用がしやすい施設として提供できるよう努める。
これが、今後行いたいビジネスプランの内容です。
この内容を要約すると今後実施したい内容は次の2つです。
この内容(=経営計画)を達成するために、具体的に何をするか?
その具体的な手段が、次の補助事業計画の記載につながってきます。
補助事業計画の具体例
続いて、補助事業計画について見ていきましょう。
先ほどの記載例では9ページに記載されています。
日帰り新プラン導入とバリアフリー設備導入による集客増加
と記載があります。
つまり、
この2つを行うことにより、先ほどの目標を達成しようということです。
続く10ページ目には、これらを行うための費用が見積りされています。
これらの費用を捻出するために補助金が必要⋯⋯という建て付けになっているわけです。
ここまでを簡単にまとめると、次のような内容になります。
- ニーズ・市場・自社の強みなどを鑑みると、今後は「地域密着な経営」と「利用しやすい施設」にする必要がある。
- これらを達成するためには、「日帰りプラン新設」と「施設のバリアフリー化」を実施しなければならない。
- 新設プランの周知には6万円、バリアフリー化には50万円の費用がかかるので、この費用の一部を補助金で賄いたい。
最初は記載例を使って、書き方を練習する
ここまでの内容を読んで、経営計画と補助事業計画についてなんとなくイメージが掴めたと思います。
しかし、
なんとなくわかったけど、こんなのゼロから書ける気がしないよ!
という方が多いと思います。
このような方は、まずは「記載例」の内容を参考にしながら計画書を作ってみましょう。
全てをコピーするのはもちろん良くないですが、書き方や内容を模倣することはいい練習になりますし、ある程度のクオリティの計画書を作ることができます。
ですので、慣れてきたら自分流に改善したテンプレートを作り込むという方法がオススメです。
まとめ:数をこなして公文書に慣れよう!
今回は、経営計画・補助事業計画の違いと、記載する内容ついて解説しました。
公文書は独特な言い回しで記載されているため慣れが必要です。
「読んで・書いて・調べて」を繰り返して、少しずつ慣れていきいましょう。
「小規模事業者持続化補助金」における経営計画と補助事業計画の関係は、「木の幹」と「枝」のようなものです。
経営計画:事業を拡大するための計画
補助事業計画:補助金を使って経営計画を達成するための計画
初めからクオリティの高い計画書を作るのは難しいです。
まずは記載例を参考にしながら、少しずつ精度を上げていきましょう。
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